こんにちは、アラフィフ英語学習人の、むっちです。
今回は、発音のトレーニングについて、わたしがやって来た事を紹介します。
英語の発音、これ永遠のテーマなり。
やれ、ジャパニーズ・イングリッシュだの、サムライ・イングリッシュだの言われております。
結論、いくつになっても、発音のトレーニングはやった方が良いです。
そして、必ず努力した分だけの結果は出ます。
そりゃあ、ネイティブの様なすんばらしい発音は、マスター出来ないですよ。
でも、近づく努力はした方が良い。
発音のトレーニングをする事によって、何が起きるか?
相手に伝わりやすくなる、そして、リスニング力も伸びる。
良く言われるのが、「自分で発音できない音は、聴き取れない。」です。
では、どうやってトレーニングするか。
今回は、わたしが使った教材や、学習の過程を紹介します。
先ずは地道に繰り返す
最初は書籍から
書店やネットを覗けば、発音トレーニングについての書籍はたくさん見つかります。
どんな本でも、しっかり取り組めば、発音は向上するはず
何かお勧めできれば良いのですが。、わたしがお世話になった本は、現在では中古扱いになっていました。
この本を、地味にひたすら繰り返した事だけは確かです。
著者の方が本の中で述べられている通りに、愚直に繰り返しました。
体感としては、リスニング力も上がって感じでした。
もう1冊やっておきたいな、と思い購入したのがこれ
超低速に発音練習をして行く、音の分解みたいな感じかな。
この方の新しい本はこちらの様です。
また、発音トレーニングを進めて行く上で、避けて通れないのが「発音記号」です。
これは、覚えていて損はないです。リスニング、スピーキングに効果を発します。
下に紹介するサイトは、発音記号はもちろん、実際の単語の音を聴きながら練習出来ます。
映像・動画は更に分かりやすい
最近お世話になっている、Youtubeチャンネルがありますので、紹介します。
先ずは、「あいうえおフォニックス」です。
バイリンガルの兄妹と、お母さんが、分かりやすく教えてくれます。
見た目ゆる~いアニメですが、中身はとても親切で分かりやすく、高度な事を扱っている回もあります。
リンキング・リエゾン(音が繋がったり、脱落したりする音声変化)や、文法も教えてくれていますよ。とにかく分かりやすく、可愛い!
わたしは、この兄妹がどんどん成長していて、声が変わったりして行くのを、親戚のおばちゃん気分で聴いています。
こちらの動画は、5~6分ですので、隙間時間の活用もできます。サイトもあります。
書籍も何冊か出ています。
もう一つのお勧めはこちら「サマー先生と英会話」です。
驚くほど日本語が堪能なサマー先生が、発音や文法を丁寧に教えてくださいます。シャキッ!
こちらは、数分から10分強の長さです。
正直、今はこの様にYoutubeやサイトがありますから、スマホがあれば、直ぐに始められますね。
もちろん、信頼できる1冊があったら、是非続けてください。
その場合、DVDもついていて、口の開け方も見られる物が良いと思います。
本でもYoutubeでも、手鏡を持って、自分の口を確認しながらすると良いですよ。
発音。数々の「出来ない」を乗り越える。
ここで、わたしの発音エピソードをどうぞ。
オーストラリア滞在中、周りからニュースを観なさい、ニュースを観なさい、と耳にタコ🐙ができる位言われていました。
ニュースは敷居が高かったのですが、まあ、観ていましたよ。
ある日、「vestigation」と言う、単語(音)が耳に入ってきました。
その時、ニュースキャスターが、この「vestigation」を連呼(?)していたので、大事な言葉なのだろうと思い、辞書を引きました。
しか~し、辞書には、無い!無い!な~い!
聞き間違えかな?と思い、一旦放置しました。
アンドレアは帰りが遅そうだったし。で、朝は早いし。
翌日、例のギリシャ人のおじさんに、わたしが聴き取った単語について尋ねると、笑って教えてくれました。
「それは、investigation だよ!」 なぬっ?
この単語の頭につく「in」の音を、わたしは、日本語の「いん」と元気よく発音していたのです。多分、「individual」[(名)個人(形)個人の 等] もそうだったでしょう。
しかし、この単語は以前から知っていたので、聴き取れて言えていた(つもり)のでした。
そのため、「investigation」は同じ「in」が頭につく単語なのに、それを聴き取れない。
しかも、この場合の「in」は弱く発音され、次の分節の「ves」に強くストレスがかかります。
だから、聴き取れなかったのでした。
また、当時お手上げだったのが、「bird」や「girl」「earth」の /əːr/ の発音でした
わが街、パース(Perth)もこれです。
これは、喉の奥から出さないといけないので、難しいです。
実際、わたしがこの音を含む単語を、何とか言えるようになったのは、帰国後何か月か後でした。
ある晩、夕飯を食べ終わった時に、何かの拍子に口をついて出てきました。
あれっ?言えたよ!ってな感じです。
その後、英語ネイティブと話す機会がありましたが、聞き返されることなく話が進んで行きましたので、大丈夫かと勝手に思っています。
また、ある日の事、オーストラリア1周旅行を計画していて、アンドレアにアドバイスをもらおうと、話していました。
シドニーの郊外に、ブルーマウンテンと言う観光スポットがあります。
「Blue Mountainに行きたいんだよね。」と話すと、
「Sorry?,Where?」の返答が。グググ。
もう一度「Blue Mountain」と言うと、呆れた顔で
「No! It’s Blue~ Mountain!」と口を思いっきりとんがらせて返されました。
何かと言うと、「B」を発音する時に、彼女からしたら、わたしは「ぷる~」みたいに聴こえたのでしょうね。
この、「口を思いっきりとんがらせて」と言うのは、「W」が最初に来る言葉も同じです。
この国では、紅茶に牛乳を少し入れて飲むのが定番で、「White tea」(ホワイトティー)と言われています。
ロイヤルミルクティーとは違います。
友人と出掛けた先でカフェに入ったら、この「White Tea」か「Cappccino」(カプチーノ)のどちらかを注文していました。
この「White Tea」を注文する時には、必ずと言って良いほど聞き返されていました。
にぎやかなフードコートなんかでこの展開になると、店のお兄ちゃんも、わたしも、「はあ~」ですわ。
それでも飲みたいので、めげずに自分なりに試行錯誤して、通じる、通じないを繰り返していたら、きちんと理解してもらえるようになりました。
「R」と「L」は意外と通じたんですがねえ。
英語はハッキリと、自信を持って話そう
その街に住むと、否が応でも、生活の中で英語を使うことになります。
バスに乗る時も、運転手さんと話したり、その時に乗り合わせた地元の乗客に話しかけられたり。
スーパーマーケットで買い物をする時、「White Tea」を注文する時(^^♪
その際、相手の方から、「Sorry?」と聴き返される時があります。
そうすると、「あ~。やっぱり自分の英語は通じないんだ。」と落ち込んでしまうことも。
でも、これは、通じていないのではなく、単純に聞こえなかった、ケースが多いです。
日本語は農耕民族の言語、英語は狩猟民族の言語、と聞いたことがあります。
つまり、英語は腹から、口の周りの筋肉をより使い、話す、必要があります。
ですから、はっきりと自信を持って話すと良い、訳です。
これを良く表しているエピソードがあります。
わたしの友人が、ある日バスに乗ろうとしていて、そのバスが目的地に向かうのか、運転手さんに尋ねました。
何度か聞き返されたものの、理解してもらってバスに乗車しました。
その後、下車する際、運転手さんからこう言われたそうです。
「君の英語は分かるよ。声が小さいから分からなかったんだ。自信を持ってハッキリ話して。」
多分、こんな経験をした人は多いのではないかと思います。
発音トレーニングをする時から、これを意識していたら、実際の会話の時に効果を発揮するのではないでしょうか。そして、英語を話すと、口の周りが疲れる!
しっかり発音トレーニングをして、しっかり喉の奥、お腹から声を出す気持ちで。
自信を持って話す。これを意識するのと、しないのとでは全然違ってきます。
ネイティブの様にはいかないけれど、解ってもらえる様にトレーニングはして行きたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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